起承ー天ー結


自分でもそれがいつからかははっきりとしないが気づいたら東雲しおりのヲタクとしてワンダーウィード天の現場に通うようになっていた。

 

当初は別に通っている現場もあったし、天ならこの子かなくらいの感覚で“推しメン”みたいな感覚もなかった。

 

ただ、生誕祭のときに推しメンの生誕祭にプレゼントひとつ持っていかないのもなと思って何か買っていったと思うので少なくともそれくらいのときには推しメンという感覚はあった。

 

1年経ってしおりちゃんともたくさん会ったねと話したし、名古屋のヲタクにしてはよく会えてたほうだと思う。

 

徐々についてくれるファンも増えてきたので今でこそ会ってる頻度が高い方ではないが、最初の方は1番会ってたんじゃないかと思う。

 

花いろはとはちがいワンダーウィード天はワンダーウィードの後を継ぐ形でスタートしたので、完全なゼロから始まった花いろはほどこの1年でどれだけ成長できたかが明確にはわからない部分もある。現メンバーをしらなくてもグループは知っている、曲は知っている人も多いだろう。

 

この1年どれだけ成長できたか、あるいはどれだけ前体制のワンダーウィードに近づけたか

 

1周年ライブを見て天なりの成長は個人的には感じられた。

 

前体制と比べることがそもそもあってるのかも分からないが、“ワンダーウィード”の名前が付いている以上、そこは比較される使命でもあると思う。

 

逆に今のメンバーでもワンダーウィードという名前と楽曲がなかったら、おそらく自分は彼女たちには会ってなかっただろうし、東雲しおりのヲタクにもなってなかったと思う。

 

しおりちゃんには申し訳ないくらい花いろはの話をする。天の楽曲の話よりも花の楽曲の話をした回数のほうが多いんじゃないかともおもう。

 

もし、しおりちゃんが花いろはだったらおそらく自分はちひろ推しのなかよしさん程度の関係だったと思うし

 

前体制の延長線上で、ある日、しおりちゃんが加入してても東雲しおり推しになってたかは分からない。

 

なんとなく、ワンダーウィード天として新しい状態でスタートしたからこそ、一度は現場を離れていた自分も東雲しおりのヲタクとしてスタートできたと思う。

 

タイミングと境遇ってほんと大事だと思う。お披露目が3月だったら、どうだっただろうか。もしかしたら行ってなかったかもしれない。

 

結果論だが、昨年の8月にお披露目されて、9月たまたままた会う機会がなければ今はなかっただろう。

 

CoverGirlsの私がライブに行く理由という楽曲の歌詞に「偶然の出会いから、少しずつ生まれた理由」というのがあるがまさにそれだと思う。

 

今回の1周年ライブを通して、改めてワンダーウィード天のヲタクとして、東雲しおりのヲタクとして1年現場に通えてよかったなと思えた。

 

ワンダーウィードとワンダーウィード天で1番違うところは完成されたものをみているかまたまだ発展途上のものを見ているかだと思う。それこそ未完成なものだと思う。

 

滝沢あきなや佐倉ちひろがいたころのような風格も今はまだないし、年齢的にも若返っている。カッコカワイイがコンセプトだがまだ若さ故のカワイイ要素のほうが強い。

 

そんな天のメンバーが1周年ライブで魅せてくれた魂のこもった迫真の熱いライブは忖度なしにこころを打たれた。

 

後半のパラレル、逢いたい、欲張り、だから、ゲッチャンは圧巻だった。メンバーのソロパートの力のこもった歌声からもいつも以上に気持ちを感じた。

 

特に白川ゆめかの落ちサビひとつひとつがすごかった。気持ちが入ってるのがひしひしと伝わってきた。昔から歌は上手だったとは思うが、うまさ以上に気持ちの込め方が他のアイドルにはないすごさがある。というか天になってからそれを感じるようになった。

 

しおりちゃんの欲張りの落ちサビもまた良かった。1年前に欲張りをやったときに、この子が欲張りの落ちサビを歌うのかと思ったし、それくらい欲張り落ちサビってワンウィのライブの中でも重要なポジションだと思う。地に足をつけて全身から声を出して気持ちで歌っていたのを覚えている。

 

あれから1年経って、この1年の思いや、このライブにかける思いが存分に込められていて心打たれる落ちサビだったと思う。

 

しおりちゃん自身、あの瞬間、気持ちが入りすぎていてどれだけフロアが見えていたかわからないが、1年前に比べてあの瞬間にフロアに浮かんだグリーンのサイリウムも増えたと思うし、自分の周りにもたくさんそれが見えたのが嬉しかった。あの瞬間はしおりちゃんがこの1年で作り上げた空間だと自信をもっていいと思う。

 

今回の1周年ライブに、りおなちゃんが残念ながらケガで出られなかったこともあり、フォーメーションが1年前と同じだった。

 

もちろん、6人でのライブが見れる日が1日でもはやくくることを願っているが、正直、欲張りの落ちサビだけはセンターにいて欲しいと思った。と言ってもこれはこちらのエゴなのでどこの立ち位置でもしっかり見てあげたいと思う。ただ今回はセンターで見られたことが少し感慨深く感じた。

 

ワンダーウィードは良い曲が多くあるが、1曲単発で勝負するというよりはセトリやライブ構成で生きてくる楽曲だと思う。

 

この1年で天のライブが楽しかった・熱かったと感じたのは年末のワンマンや、5月のワンマン、そして今回だ。当然、単独や曲数を多くやれば楽しいのは当然だが、若干、日頃の20分、25分枠の対バンではその良さを出しきれてないのかなと思う一面もある。

 

年末のワンマンのノンストップ7曲や、今回のように終盤にたたみかけるようなライブをいかに20分で出せるかが、それに近いものを見せられるかなのかなと思う。

 

個人的に昔から思ってるのはMCは挟まない方が短い時間でより熱くなれる気はする。2曲、MC、2曲だとなんとなく最終到達点が2曲の熱量になってしまうのかなと思う。自分は曲が終わって次の曲が始まるまでの数秒さえももったいないなと思うことはある。

 

フォーメーションをみて次が何の曲かを考えされる暇を与えずに次の曲のイントロを入れた方が瞬間的に盛り上がる気がする。

 

具体的にグループ名あげるならアンビスのような魅せ方をしたときにどうなるのかは興味がある。実験的に定期公演で天企画としてやっみてほしいとか思ったり思わなかったり。

 

 

天のライブ楽しいのは楽しいが何がどう楽しかったかってのがぱっと出てこないときがある。漠然としてしまう。あとは花いろはのライブ後に楽しかった旨のツイートはしがちなのでちゃんと天のライブの感想も言おうとするが率直な感想が出てこないことがある。

 

そう言った意味では今回のライブは終わった後に心の底から楽しかった、熱かったという言葉が出てきたし、メンバーの気迫も十分伝わってきた心動かされた。こういうライブを求めたたんだろうなと思ったし、この1年、天を応援してきて良かったなと思えた。

 

グループとして良いものはもってると確信できたライブだったし、これからどこが強みで、どこが弱みなのか客観的に見て、良いライブを作っていってほしいなと思う。

 

 

ワンダーウィードから継“承”された1年から

これからは“天”らしさを追求していって欲しい。

 

 

個人的にはまだ未完成な彼女たちが完成された状態を見たいのではなく、完成されていくまでのプロセスが見たい。

 

努力を見せることをが美しいかどうかは分からないがそこは見せていくべきだと思う。むしろまだまだ努力して頑張ってる姿勢を見せていかないといけないのではないかと思う。

 

この3日間、動員するために頑張っていたし、ひとりひとりの強い思いも感じたが、やっぱり口にするだけではそのとき限りだったり、結果は付いてこないと思う。

 

まだまだ頑張れるポイントはたくさんあると思うので、それを人に言われてやるのではなく、自ら、自分たちで気づいてやっていって欲しい。

 

しおりちゃんはそういうところに気付けるタイプの子だと思うし、まだ若い他のメンバーたちにどんどんたくさんのことを気づかせてあげて欲しい。リーダーとして何かを期待するならそういうところだと個人的には思う。

 

仲が良いからこそ、足並みを揃えるのではなく、競い合って成長していって欲しい。

 


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この花いろはとワンダーウィード天の1周年ワンマン、ほんとに楽しかったし最高の2時間だった。

 

自分はどっちも好きだし、どっちも楽しい

 

ずっと一緒に見てきたヲタクがいなかったことが少し寂しかったが、それでも自分の居場所はここだなと強く思えた1日だった。

 

 

ライブが終わった後に急にいろいろな感情がこみ上げてきたし、自分が思っていた以上にいい1日になった。そしていい1年だったと思えた。

 

こらからも、何事も当たり前になることなく、日々楽しいを更新していけたらと思う。

 


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