もしも美人ばっかの世の中じゃ
「もしも美人ばっかの世の中じゃみんな平凡なのさ 」
という歌詞を聴くたびに、ジャーニーズが顔で飯食えているのは我々のような凡人が居るからであり、感謝してほしいと思う。
モーニング娘。の俗にいうプラチナ期と呼ばれる時代の『女が目立ってなぜイケナイ』という楽曲のフレーズである。2010年にリリースされた曲で時期的にはちょうどAKBがポニーテールとシュシュを筆頭に神曲たちで一気に知名度を上げ始めた時期だ。
自分は当時はAKBが好きで、全盛期を終えたモー娘。には見向きもしていなかった。ただ、たまたまテレビを見ていた時にモー娘。がこの曲を歌っていた。なんのイベントかは分からないが、土俵の前にセッティングされたステージで力士を前に歌っていた気がする。正直、これは誰得なんだと思った。
ただ、何気なし見ていたが、めちゃくちゃかっこよかった。道重さゆみのバラエティでのぶりっ子キャラしか知らなかったが、ちゃんとパフォーマンスをしている姿がかっこよかった。高橋愛や田中れいな、亀井絵里など今思うと言うまでもない面々であった。
かっこよさと女性の力強さがプラチナ期だからこそ表現できていた曲だと思う。"女性目線"の曲なのもすごく良かった。一切共感できる部分はないがそれが女性の特権感があって好きだった。
当時高校2年だったが一番聴いていたとおもう。
まさかそこから10年以上経って、推しメンの生誕祭のソロカバーで聴けると思ってもいなかった。
しおりちゃんって女の子おんなのこした可愛らしさあまり前には出さないが、女の子だから出せる可愛らしさや女性としての魅力を追求してる感がある。なんというか、メイクしたり美を追求したりすることに対して女の子に生まれてよかったと思ってるタイプだとおもう。勝手なイメージだけど。
自分が好きな曲かつ、そんなしおりちゃんらしい選曲がとても嬉しかった。別に自分がこの曲が好きなんて言ったこともないし、決してメジャーでもないこの曲をまさかしおりちゃんが知っているとも思わない。
しおりちゃんとは性格が合うとは思わないが感性に関してはすごく合うときがある。
推し始めてから1年経ってこれだけ会いに行ったりしてると噛み合わないことも何回もあったし、常にプラスでもなかった。
そういうときもあったからこそ、生誕祭のメインとも言えるソロカバーでばっちり合ったことがほんとに嬉しかった。このデビューしてから1年ちょっと、23歳の1年、推し通してきて良かったと思った。
自分も地下アイドル現場に来てから4年弱になり、当然推しメンの生誕祭は何度も見てきた。ただ、生誕委員的なのには関わってなかったり、主現場としてその時1番メインに通ってる感じでもなく、常に客観的だった。
それでもよかったし、なんとなくライブって主観的に見るとつまらなくなってしまって、客観的に見れるほうがいいと思ってる。なので正直、今回主観的な立場で迎える生誕祭に少し不安はあった。
ありがたいことに生誕委員として関わらさせてもらったが当初はお金は出すので皆さんの好きにやってくださいくらいのモチベーションだった。それくらい客観的な立場でいたかった。
まあでも口出しせずにはいられないタイプなのでいろいろ意見はさせてもらいましたが。笑
今年の生誕祭、楽しかった!みたいな感覚はなくて、ただただしおりちゃんが終始笑顔で嬉しそうで幸せそうだったことが自分にとって1番だった。
去年の生誕祭にも行っていたが、2部制で、終始上の空感があって、ソロの歌詞も飛んでいて、せっかくのお誕生日なのに緊張してて少しかわいそうだった。物販で楽しめた?って聞いてしまったのを覚えてる。
それから1年、さつきちゃんが急遽不在でありながらも、堂々とした姿でライブをしていた。
セトリもしおりちゃんソロ歌いだしの夜空はじまりで、そこからMCなし4曲、カバー含めて、恋休、タイムマシン、欲張りととても良かった。
さつき代役の存在証明落ちサビやカバーの君と僕の歌の落ちサビなど、気持ちのこもったものを見せてくれた。
しおりちゃんはゆめかとかさつきとかのように決して歌のうまさで魅せるタイプではないが気持ちのこもった力強い歌声は魅力的である。これは初めてeastて欲張りを聴いたときにも思った。自分はうまさ以上に感情のこもった歌のほうが好きなのでしおりちゃんのパフォーマンスのそういうところが好きなんだと思う。
去年の生誕から比べるとすごく成長したなと改めて感じた。
自分は太く短くタイプなのでフルでライブに通って1年続けばいいほうなので、ちゃんと1年現場に通って、今年もこうして生誕祭を迎えられてよかった。1年通い続けたぶん、主観的にしか見れなかったが、主観的にみたからこそ感じるものこみ上げてくるもも多かった。
しおりちゃん選んでよかった
しおりちゃん推し続けてよかった
それに尽きるライブだった。しおりちゃんが笑ってる顔がほんとに好きで、ずっと笑顔でいてくれたことが自分にとって1番幸せだったし、最高の生誕祭だった。
“来年も”最高の生誕祭にするためにまた1年しっかりしおりちゃんを推していきたいなと思った。
あんまり同じ推しの人と何かをするみたいなことも今までなかったけど、しおり推しのみんなと、しおりちゃんのために色々準備できたのも良かった。
生誕祭に優劣はつけれないが、しおりちゃんらしさという点ではしっかり出せてたのかなと思う。
来場者に配布した、ドリンクホルダー
Zeppに入場するとドリンクホルダーをもらえる。意外と使ってるヲタクも多いし、形に残るものとしては良いのではないかと思った。ライブハウスの事情さえなかればコーラにつけて配りたかったですね。
これ「ねむのめ」で商標登録されててもおかしくない。